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2009.03.04
Gainer講座選択の目安
ロクナナワークショップのGainer講座選択の目安は?
(GainerとFunnelについて)
ロクナナワークショップでは、3つの Gainer入門講座 をご用意しています。こちらでは、Gainer講座の選択の目安と、Gainer(ゲイナー)と Funnel(ファンネル)についてご紹介しています。
Gainer講座選択の目安は?
今までにプログラミングの経験が少なく、Gainerや電気回路の基礎知識からしっかり学びたいという方には、「 原田克彦のFlashで始めるGainer入門講座 」がお勧めです。
既にプログラミングの経験があり、Gainerを使うことよりも Gainerを使ってプロトタイピングすることに興味がある方や、フィジカルコンピューティングのアプローチをさらに一歩進めたい方には、「 山辺真幸のFlashとFunnelで始めるGainer入門講座 」、「 遠藤孝則のProcessingとFunnelで始めるGainer入門講座 」がお勧めです。
Gainerとは?(http://gainer.cc/About/About より)
Gainerはユーザー・インタフェースやメディア・インスタレーションのための環境です。
Gainerを利用することにより、センサーやアクチュエータをPCに接続し、Flash、Max/MSP、Processing といった幅広いプログラミング環境から利用できるようになります。
- Gainerの基本的なコンセプト
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- ・プロトタイピングの段階から最終形まで用いることができる
- ・ブレッドボードと組み合わせて試行錯誤しながら制作を進めることができる
- ・自分自身のモジュールを部品レベルから組み立てて理解を深めることができる
- ・複数のコンフィギュレーションの中から目的にあったものを選択できる
- ・ソフトウェア&ハードウェアがオープンソースで公開されている
- Gainerに関する「オープンソース」とは?
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- ・ユーザはGainerを無料で利用できる
- ・ユーザは既存のハードウェアまたはソフトウェアを自由に改変して自分自身のプロジェクトのために新しいものを作ることができる
- Gainerを構成する要素
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- ・ハードウェア(I/Oモジュールなど)
- ・ソフトウェア(ドライバやライブラリなど)
- ・ドキュメント(チュートリアルやクックブックなど)
Funnelとは?(http://code.google.com/p/funnel/ overviewより)
Funnelはフィジカルコンピューティングのためのツールキットです。Gainer I/Oモジュール、Arduino I/Oボード、XBee無線モデムとFIO(Funnel I/O)ボードに対応し、それぞれの入出力ポートに対して閾(しきい)値による分割、LPFやHPFなどのフィルタ処理、スケーリング、オシレータなどのフィルタをセットすることができます。
GainerとFunnelの違いとは?
Gainerは、Gainer I/OモジュールとそれをFlash、Max/MSP、Processingなどで利用するためのライブラリがひとつになった環境です。
Funnelは、Gainer I/O以外にも、Arduino、XBee、FIOなど複数のモジュールにも対応しているツールキットです。そのため箇々のツールキットを取り扱うよりも効率的に開発が行えます。また、入出力を簡単に扱うためのフィルタが用意されている、無線接続が簡単に利用できる、などの特長があります。
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- 講座レベル
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GainerやFunnelなど便利なツールキットのおかげで、フィジカルコンピューティングへのアプローチは格段に優しくなりました。ロクナナワークショップの講座では、独学では分かりにくいファーストステップを教えますので、どんどん応用してみてください。
(ロクナナワークショップ講師 山辺真幸 )