Web制作の基礎知識 概要

●概要

誤解を恐れず、簡単に言うと「Webサイトとは文字と画像がレイアウトされたもの」です。
見やすいレイアウトを作るという点では新聞や雑誌となんら変わりません。

ただ、決定的に違うのは特定の文字や画像に、関連する情報をヒモづけて(リンク)クリック一つでその情報を表示できる事です。このリンクが含まれているテキストファイルをハイパーテキストといいます。
ブラウザのURL欄の始めに http: って書いてありますね。これが HハイパーTテキスト・Tトランスファー・Pプロトコル、つまりWebブラウザで見ているインターネットの世界です。

Web制作を始めようとする多く人が戸惑う点は、
・見た目のデザイン以上に使いやすさのデザイン(ユーザーインターフェース)を考える必要がある。
 >本のように単純にめくっていくだけはなく、映像のように時間軸が強制的に存在する訳でもない

・画像以外に音声や動画、3D、プログラミングといった要素を扱える
 >文字と画像だけ と書きましたが、実際にはもっと多くの要素を扱うことが可能です。

・Webブラウザは一つではなく、文字の大きさや画面サイズなども見る人によって違う
 Webサイトは見る人それぞれで、見え方が違っています。
 >逆に見る人が「そのサイトのデザインを自分の任意の見え方に変えることが出来る」という点も従来のメディアにない特徴です。

・データが見た目に影響する
 紙に印刷してしまえば、DTPデータがどんなに汚くても、それは関係ありません。
 >Webブラウザは、その場で見た目を作り出すので、データがキレイに作ってあるかどうかも重要です。

・1ページの要素を構成するのは複数のファイルである
・オープンソースのソフトを使えば開発から運用まで無料で出来る
・他社のWebサービスを利用する事が出来る

などなど、これらWebならではの技術的な特性はすでにいっぱいあり、そして日々進化しています。

この講座では、これからWeb制作に関わろうとされている方を中心に、ものすごく基本的な部分を中心にお伝えしていこうと思います。

基本的な仕組みを漠然と理解出来ると、その先が見えてきます。
・どういう企画が考えられるのか
・どういう人材が必要なのか
・どういう勉強をすればよいのか

また、となりに座ったのも何かの縁です。
この講座をきっかけに、同業者同士の繋がりが出来たり、もちろんロクナナとも繋がり持っていただけるようであれば本望です。